「余白の音」に耳を澄ませて。

珈琲とからだ、ときどき言葉

自分好みのコーヒーレシピ作り

とっても久しぶりの更新となってしまいましたが、いかがお過ごしでしょうか。
ほんとに、あっという間に時間が過ぎるので、とてもビビっております。

ここ最近は市役所行ったり、税務署行ったり、いろいろ契約したりと
オンラインショップのオープンに向けて準備をしておりました。

準備が整ったらここでもご報告させていただきますので、
ご興味がある方には是非、覗いていただきたいです。


さて最近、ハード系のパンを作ることが多いのですが、
パンの世界にはレシピを比率で表した「ベイカーズパーセント」というものがあります。
これは、小麦粉の重量(g)に対する割合で、使う材料の重量(g)を表したものです。

これの何が便利かというと細かいレシピを覚える必要がなくなり、
必要な材料を簡単に計算できることなんです。

例えば、ベイカーズパーセントを水80%、塩2%、イースト0.5%としたとき、
小麦粉300gなら水240g、塩6g、イースト1.5g
小麦粉800gなら水640g、塩16g、イースト4g
って、簡単にわかるので、
たくさん作りたいときも小ぶりのパンひとつだけでいいときも楽ちんです。


実は、コーヒーの世界でもベイカーズパーセントのように
レシピを比率で表した「抽出比率(Brew Ratio)」というものがあります。
yohaku-no-oto.hatenablog.com
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大抵は「抽出比率〇〇倍」という形で表現され、
粉量(g)に対する割合で、必要な湯量(g)を表したものです。

例えば抽出比率を16倍に設定すると、粉を15g使うならお湯は270g必要だし、
粉を40g使うなら640gのお湯が必要、といった具合です。

誰かにコーヒーを淹れてもらったとき、レシピを聞かずに
「これって何倍で淹れてる?」って聞くことがよくありますが、
それは、比率さえわかれば、自分で淹れるときの目安になるからです。

ボクがそうだったのですが、始めたころは教わったレシピでひたすら淹れていました。
ひとつのレシピをひたすら繰り返すことは、始めのうちはとても大切なことですが、
もし淹れることになれてきて、いろんなコーヒーを淹れてみたいってなってきたら、
いろんな比率で、ぜひ試してほしいです。

比率をいろいろいじるだけで、びっくりするぐらい味わいが変わってしまうので、
普段からコーヒーを淹れていて面白い発見をしてみたい方には特にお勧めです。
ボクは12~20倍の範囲で調整していて、極深煎りを飲むならこっくりと12倍、
浅煎りを飲むならさらっと18倍で、みたいなイメージで淹れることが多いです。


この「抽出比率を何倍に設定するか」にこそ個々人の好みが現れると思うので、
いろいろな抽出比率を試して、自分にあった割合を探してみるのも楽しいと思います。