「余白の音」に耳を澄ませて。

珈琲とからだ、ときどき言葉

2022-01-01から1年間の記事一覧

立つということ。久しぶりの站椿功。

20分くらいしか立っていられないのだけど、 百会から吊り下げられているイメージを持つのだそうだ。これをやってると、実際には足で踏ん張っているにも関わらず、 足の力を抜いてしまえるんじゃないかって思えてくるのが不思議。 それって、不要な力みがある…

上達する秘訣

最近、デッサンをするようになりました。 ど素人が見よう見まねでやっているだけのデッサンとも呼べない代物ですが、 もともと目の前のモノを見たままに描くことに興味がありました。一般意味論曰く、人間は二つの世界を持っているそうです。 ひとつは、言葉…

PDCAサイクルが成長と自信を与えてくれる

ずいぶんと長い間…本当に長い間、心を蝕んできた漠然とした不安(評価されることへの恐怖、上達しない苦しさなど)、その原因にやっと気づけたような気がします。それは、成果を出したいとき、自己表現したいとき、何かを習得したいときに、(それどころか人生…

できるようになることへの囚われ

「成功体験は何ですか?」なんて聞かれると、そんな成功なんてしたことないって思います。 大それたことに感じてしまって、そんなもの自分にはないって思います。 「できるようになったことは何ですか?」って聞かれた方が、ちょこちょこあるかなって思いま…

液体の重さと弾力の違い。そして透明感。

まだ厳密に把握しきれてはいないのですが、今のところの理解と課題を言語化しておこうと思います。ここ1カ月ほど、ダンパを全閉にし排気ファンも取り外し、できる限り全閉の状態で焙煎をしてきました。このやり方だと、概ね下のような印象になることがわか…

蒸らしの効用

水抜きと同じくらいよく聞くのが「蒸らし」という言葉です。釜の内部というのは、例えば半熱風であれば釜の背面には熱風が流れ込む穴が開いているでしょうし、前面にはスプーンやホッパー、排気につながる穴も開いているでしょうから、「密閉」には程遠い状…

水抜きとメイラード反応

水抜きが大事だっていろんな本に書いてありますし、いろんなサイトでも書いてありますし、英語でもDrying Phaseなんて呼びますし、スペシャルティコーヒーの父であるジョージハウエルも水抜き至上主義なのだそうですし。いろんなところで見聞きする言葉です…

生豆の中心温度を上げるために必要なこと

発火という現象は、供給された熱量が物質全体に伝わらず一か所に留まることで局所的に温度が上昇し、その物質の発火温度を超えることで起こるのだそうです。供給された熱量が物質の熱伝達率に対して適切だったのかどうかが問題なのだと思います。熱伝達率の…

熱伝導による焙煎と熱伝達による焙煎の違い

熱量の移動形態として ・流体(熱風)からの場合は熱伝達 ・釜からの場合は熱伝導 と呼ぶのだと思っています。いずれにしても「生豆に熱量が供給されていること」に変わりはありません。当然、単位時間当たりの供給量、熱量の移動速度は、温度差や対流速度や接…