「余白の音」に耳を澄ませて。

珈琲とからだ、ときどき言葉

呼吸

ここのところ寝つきが悪かったので昨夜は、寝るまえにシステマのプッシュアップをやりました。朝起きたときの感じがとても気持ちよかったー。心地いい感じが、余韻のようにあっていい感じでした。やっぱり起き抜けの伸びのような快感はいいですね。幸せになります。

改めてシステマ・ボディワークを開いてやってみましたが、やっぱり面白いですね。昔、站椿功をよくやっていたんですけど、感覚的には同じように感じます。いかにリラックスした状態をキープするかで、張力を残しつつ力み感を減らしていく感じが、物理的なことのはずなんですけど精神的な部分もあって面白いです。スクワットは比較的早い段階から足がスカスカの筒のような感じになって、10分くらいはできるんですけど、それにくらべてプッシュアップの方が難しく感じました。なかなかこの力み感を手放すのには時間がかかりそうです。

今回は、ボディワーク後の回復に意識を向けてバーストブリージングを行いました。ボディワーク自体がそんな強度の高いものではないので、呼吸は乱れはしませんが意識してバーストブリージングをやりました。そういえば、マラソンのあとぜーぜーもきっと回復のためなんでしょうね。それと同じようなイメージでやったら、筋肉の使用感みたいなのが抜けるような感じがあって面白かったです。

あと、スクワットって大腿骨が外旋するよう意識しながらするもんなんですかね。なんかどっかで読んだ気がします。けど、立ち上がりは内旋を意識した方が楽に上がるんですよね。内踝直下の内踵から恥骨を繋いだラインを意識してやると、片足でもスクワットできるくらい楽に上がるので。どんな目的でやるかによって意識すべき部位は変わるから、聞きかじった程度ではアカンのですけど。

あ そうそう。余談ですけど、古武術とか日本人の身体の使い方みたいな本には、呼吸は文字通り呼気から始まるなんてことが書かれてありますが、バーストブリージングも同じような感じがしますね。ボクは普段から人としゃべっていると緊張して、過呼吸で息が吐けなくなってしまうので、いいトレーニングになるかもと期待しています。普段、肺はニュートラルの位置にあって、そこから吸い込むこともできるし、吐き出すこともできるのだそうです。前者は吸気(緊張)/呼気(弛緩)、後者は呼気(緊張)/吸気(弛緩)となっています。重いものを持ちたいときや力を出したいときに吐き出すことを考えても、腹から声を出そうとした時のことを考えても、"呼吸"という字面のように息をした方がいい気がします。もし吸って吐くことが息をすることなのだとしたら”呼吸”とは書かないはずでしょうから。そういえば野口三千三先生も同じようなことを書かれていましたね。睡眠中は腹式呼吸だそうだから、からだが活動している日中は、”呼吸”するのがいいのかもしれません。あ そうか、ボクが緊張して吐けなくなってしまうのは、前者のような呼吸をしながら会話をしているからかもしれませんね。緊張していて弛緩できないから十分に息を吐きだせないのでしょう。それならバーストブリージングのように発声練習するのもいいかもしれませんw 演劇部がやってそうです。